熊本市北区から
太陽光発電を普及させ
本気で再エネ100%を目指す男、
竹本雄一です!
なぜこの様なブログを書いたかと言いますと、弊社も全てのお客様に事細かに施工のこだわりをご説明できたらいいのですが、目に見えませんので正直、口頭でご説明するには少し苦労します。と言うことでこちらで詳しくご説明して行きますので弊社のこだわりの施工をご一読頂けましたら幸いです。
お家を守るのに大切な部分は「❸-2.穴の掘り方」です!
「大型家電店でエアコンを安く買ったのは良かったけど工事に来た人の作業が雑で嫌な経験されたことありませんか?」
電気工事は家電製品とは違います。その工事は外壁に穴を空けたり、下地に固定したり、見えない壁の中に電線を通したりと、とても重要な工事です。電気設備(エコキュートやIH、ソーラーパネルやパワーコンディショナー、蓄電池など)は何処で買っても同じ商品です。しかし、
使う材料が適当だったり施工方法が雑なだけで大切なお家の壁の中に数年後、雨が漏っていたりなど、目に見えない多大なダメージを与えてしまうことになります。
そこで、このブログを読んで頂くことにより弊社が「大切なお家を守ってくれる工事業者なのかどうか?」判断できる施工のこだわりを余すことなくご紹介します!※これを元に他の業者様に「こんな工事して下さい」と、お願いも出来ると思います。
ご自宅の寿命に大きく関わる内容なので長文です。
3部構成となっておりまして、
❶:お客様が知らなければ何のダメージにもならないけど知らないより知っていた方が良い施工方法
❷:ある程度の工事をしてもらわないと、軽度のダメージが出てしまう問題を防ぐためのこだわり施工方法
❸:建物の寿命に直接関係する重大なダメージになり兼ねない「確実にやってもらいたい」こだわり施工方法
とても大切なことを語っておりますので長文になります。もし「そんなに長文を読むのは面倒だ」と思われましたら❶❷は飛ばされても結構です。
しかし最低でも、ここ☟だけはお読みください。
内容は私が電気工事人生一筋25年間、真摯に住宅用電気工事と向き合い学んできたことを惜しみなく書き出します。(2021年現在)
同業者に「そこまで書くか?」と嫌われそうですが、これはお客様のメリット優先で書くので、同業の方の工事批判をするものではありません。ありませんが、もし同業の方が読まれ「これは真似しとこう!」と思われたらなら是非真似して下さい。それで幸せなお客様がお1人でも増えるのであれば本望です。m(__)m
それではどうぞご覧下さい。
❶建物の寿命に直接関係はないが大切なこだわり施工方法
- ∟❶-1.安全面に関して?
- ∟❶-2.外と言えども屋根に登る時の注意点とは?
- ∟❶-3.外観の仕上がり具合は?
❷建物の寿命に直接関係する大切なこだわり施工方法
- ∟❷-1.どんな材料を使用しているのか?
- ∟❷-2.室内の養生はどこまでしてくれる?
- ∟❷-3.見えない部分のこだわりは?
❸建物の寿命に直接関係する重大な欠陥になり兼ねない「確実やって欲しい」こだわり施工方法
- ∟❸-1.万が一のミスの場合は?
- ∟❸-2.壁を貫通する時の注意点は?
- ∟❸-3.外壁面に固定する時の注意点は?
では早速、
❶建物の寿命に直接関係はないけど大切なこだわり施工方法
∟❶-1.安全面に関して
写真をご覧ください。
これらが安全基準に沿った安全対策になります。例として太陽光パネル設置の写真になりますが、見た目の見積りを実際に安く見せるために安全対策を行わない業者様が多いです。この対策でも万全ではありません。無事に工事が終わってしまえば、何ら問題ないことです。しかし「もし万が一、何かが起こってしまったら?」想像してみて下さい。「自宅の屋根から人が落ちて庭で事故が!」どうでしょう?
そこに住み続ける勇気が御座いますでしょうか?
脅しでも何でもなく、起こってしまっては遅いと言うことです。労働災害で亡くなられる事故の常に1位が「転落事故」です。これを防がない手は無いのです。
次に、
∟❶-2.外と言え、屋根に登る時の注意点とは?
写真をご覧ください。
またまた太陽光パネルの設置例になりますが、写真を見て頂いたらお分かりの通り「屋根を綺麗にしましょう」と言う話しです。お客様が屋根に上がる事は恐らく一生ないと思います。床下も殆どの方が見ません。
ですので綺麗にしてあるのか、してないのか、一切分かりません。分かりませんし建物の寿命にも何の関係ありません。
写真の通り屋根材を掘った場合「キリかす」など出ましたら掃除機で吸わせます。若しくはブロワーと言う機械で吹き飛ばします。これはさすがに施工する者として常識ですので特記しません。
しかし多くの業者が徹底していないのが写真中央下付近に見えます「靴が脱いである」写真です。
お家の中同様に屋根に登る前に靴を履き替えます。これは屋根に泥足で上がらない為の行動になります。結構、多く見受けられるのは「屋根の上が足跡だらけ」となっております。
これも一切、寿命に関係ありませんが屋根に上がられて見たら結構ショックです。
次に、
∟❶-3.外観の仕上がり具合は?
写真をご覧ください。
注目して頂きたいのは配管の色です。色の話しですので建物の寿命には一切関係ありません。しかし見た目の問題が大いにあります。特にご注目頂きたいのが写真中央の上段の建物外観の写真です。
白い配管が真っすぐ屋根に立ち上がっているのが見えますでしょうか?外壁が途中で白から黒に切り替わっている部分がありますね?この部分も色を切り替えます。それにより屋外に露出した配管が目立ちにくくなっていませんか?
「普通でしょ?」と思われるかも知れませんが、これが普通ではないのです。普通はありきたりの配管(主にアイボリー色)を使い外壁の色、サッシの色、雨どいの色、何も気にしない業者さんが多いです。
ここから
❷建物の寿命に直接関係する大切なこだわり施工方法
になります。
❷からは先ほどと違い、これを守らないと建物にある程度のダメージが来てしまう恐れがあります。つまり建物の寿命を左右し兼ねない項目になります。
∟❷-1.どんな材料を使用しているのか?
先ずは写真をご覧ください。
大切な部分なので少し説明が長くなります(^^;
この写真では到底お伝え出来ないほどの材料があります。その数、数千種類!と、言うことはどんな職人が、どんな材料を使うのか細かくチェックすることは不可能に近いです。ご覧の材料は出来上がってしまえば見えません。と言うことは実際に何が使われたのか後から見ることも不可能に近いです。
と、言うことは適材適所に最適な材料が使用されているのかどうか職人さんの心がけと知識次第で決まってしまうと言うことです。
例えば右上の写真で左手で押さえている「黒い線」が確認できますでしょうか?これは一般的に「結束バンド」と言いまして専門用語で「インシュロック」と言ったりします。
少しでも材料代を安く済ませる為にこれをホームセンターで揃える職人さんが多いです。ホームセンターで買ったような商品は「耐候性」と記載されていますが実は長時間の紫外線に弱いです。と、同時にほとんどの職人が知らない知識ですが「アルミと接触することにより劣化する特性」を持っております。
太陽光パネルを乗せる架台は錆びない素材のアルミで出来ています。これにケーブルをインシュロックで固定するのですが、これが専用の商品でないと1年もしたらプツンと切れだします。そうなると固定されていたであろうケーブルがぶら下ってきます。しかし、屋根の上のパネルの下なので見えません。
ですので気にもならないかも知れません。しかしその部分に枯れ葉が引っかかったりすることにより見えない屋根の部分が汚れてしまう事態に。後に屋根のメンテナンス費用が大きく変わる事は目に見えています。
弊社が必ず使用している材料はアルミに接触しても切れない「ガルバロック」と言って、いかにも強そうな商品が今のところ最適かと。ガルバロックに関してメーカーの詳しいページはこちらです。
他にも壁固定に使うビスやアンカーと言った材料にもこだわりを持って仕事をしていいます。数千ある内の1つを取ってもここまでこだわっている職人はなかなか少ないです。職人人生25年※の私が言うのですから間違いないです。※2021年投稿時
続いて、
∟❷-2.室内の養生はどこまでしてくれる?
こちらも、先ずは写真をご覧ください。
写真でご覧の通りです。工事中は養生すること。「養生」とは専門用語です。簡単に言いますとキズや汚れが付かないようにそれらを保護する作業になります。
綺麗にされてるお部屋を汚したりキズを付けたりするわけにはいきません。不覚ながら、これだけしててもキズを付けてしまった経験も御座います。だからこそ分かるのです。床や家具などを「養生」して工事を綺麗に終わらせることが目的です。工事後に床や大切な家具が汚れていたら残念になります。。。
お客様の声を見て頂けるとお分かり頂けると思うのですが「キレイにしてくれてありがとう」と、感想を頂くことが多いのはこのためかと自負しております。
続いて、
∟❷-3.見えない部分のこだわりは?
太陽光パネルの裏や、ボックスの中は見えないと言っても過言ではありません。見えないからこそ手を抜こうが、手を掛けようが全く見えません。それこそ職人の心意気次第です。職人の施工に対するこだわりが顕著に表れる部分です。が、しかし何度も言いますがその殆どの部分が見えないのです。
だからこそ言いたい。これを怠る職人(会社の文化)は細部に気を配れません。「見えないから良いでしょ」と言う考え方になっています。
文章で全てご説明すると長文になってしまいますので、この写真だけでも「見えない部分へのこだわり」が伝わって頂けたら幸いです。
この写真が全てではありません。ほんの一部でしかないのです。しかし、どれも手を掛けず作業しようと思ったら時間短縮になります。もちろん施工費が安くなります。同時に材料費も安く済みます。それをやってしまう職人は多いですがお家に住まわれる方のことを考えると、そんなことは出来ないのです。
常に「もし、自分の家だったら?」と考えて仕事をするように心掛けている職人でありたい。
それでは最終章です。最も大切な部分になります。
❸建物の寿命に直接関係する重大な欠陥になり兼ねない「確実やって欲しい」こだわり施工方法
- ∟❸-1.万が一のミスの場合は?
- ∟❸-2.壁を貫通する時の注意点は?
- ∟❸-3.外壁面に固定する時の注意点は?
これらの事項は知らないと本当に建物の寿命が短くなり兼ねない項目になります。
ここからはとても大切な記事ですので心して読まれ、しっかり理解されて下さい。
∟❸-1.万が一のミスの場合は?
完璧な職人さんは居るはずがありません。誰だってミスはあります。その際、正直かそうでないか。これは会社の教育・習慣が大切になってきます。
誰だってミスは隠したいと思います。その時に会社の職人レベルの教育・習慣が「バレたら社長から叱られる」「お客に見えなければバレやしない」そんな社風だったらミスした人は確実に隠します。
下の写真をご覧ください。
これは太陽光発電を施工した時に職人が屋根瓦を割ってしまった写真です。この部分は太陽光パネルの下に隠れる部分なります。この写真で見たら確実に割れたのが分かります。しかし職人が何も言わず、このまま太陽光パネルを上から設置してしまったら、、、確実に後から確認することは出来ません。
と言うことは「パネルを外さない限りバレない」と言うことです。
太陽光パネルは外す可能性はとても低いです。一生外さないお家が殆どです。この時に何が起こるかお分かりですね?そうです。「雨漏り」です。
しかし屋根の構造もうまく出来ており、瓦の下に「ルーフィング」と言う防水シートが張られています。これが張ってあるお陰でしばらくは雨漏りがしないのです。数年かけて気付かない間に瓦裏の防水シートを侵食し、腐食させ、その部分から広がっていきます。
最悪の場合、屋根の下地(野地板)が腐ってしまいます。
実際にあった話ですが太陽光パネルの設置前に屋根に上がった時に既に数枚の瓦が割れておりました。もちろん直ぐに写真を撮りましてお客様にご報告いたしました。しかし驚きなのがコチラの建物は新築だったのです。引渡し直前でした。
新築工事の時に屋根に上がるのは恐らく屋根屋さん以外いません。大工さんでも屋根を張った後は登りません。と言うことは、ほぼ間違いなく屋根屋さん自らが施工して割ったのではないでしょうか?
教育・習慣がしっかりしてない会社はこの様な事態が起きます。その様な会社が長年、続いているでしょうか?気付いた時に問合わせても既になくなっている会社かも知れません。これは自社施工の会社ではないとかなり難しいです。工事の知識が全くない下請けに任せきってしまってる営業専門業体制の会社だと、下請けの職人を教育するのはとても難しいです。
長期に渡る設備です。自社に施工職人を抱えた会社に頼む安心感は間違いなしです。
工事自体は素人でも気を付ければ失敗しにくい話しですが、ここからは玄人職人でも腕前と知識次第で大きな差が出る項目になります。しかも、お家に与えるダメージは大きくなってきますので長文ですがしっかりとお読みください。
∟❸-2.壁を貫通する時の注意点は?
家の電気設備で大掛かりな電気工事をす場合、電線を通したりする際に必ずと言って良いほど外壁の貫通をします。貫通とは電線などを通すために壁に穴を空けることを言います。
先ず、写真をご覧ください。
写真では分かり難いですが、「左の写真」は外壁側から室内に向かって、電線を通す穴を掘っています。「右の写真」は室内側から外壁側に向かって配管を通す穴を掘っています。
若干、角度が下がっているのがお分かり頂けますでしょうか。左の写真は掘っている側に下がっていて、右の写真は逆に掘っている側が上がっている様に見えませんか?
これは実際にワザとその様に掘っています。
何故かと言いますと「雨水の侵入を考え勾配(角度)を微妙に付けている」からです。
どういうことかと言いますとこの角度を微妙に屋外側に付けていないと室内側に雨水が侵入する恐れがあるからです。水は高い方から低い方へ流れます。つまり勾配が室内側に向いていると屋外に出ている配線を雨水が伝い室内側に少しずつ浸み込んでくるのです。
水平でもダメなのです。水平でも室内側に雨水が侵入する恐れが出てきます。更に質(たち)が悪いことに室内にシミが現れたら直ぐに分かるのですが、その殆どは壁の中に漏れ出ます。そして大切な断熱材をビショビショにするのです。
ビショビショになった断熱材は断熱材にあらず。しかも壁の内側にカビが生えたり木材まで濡れることになるので腐ったりシロアリ被害の原因にもなり兼ねません。
ほぼ一生見ることできない可能性が高いです。ただ、壁を剥いでカビが生えた壁の中は何度か見たことあります。一面、カビでした。さすがにそこまでなれば室内側にもカビの症状が現れておりました。想像して下さい。もし、住まわれている壁の中一面がカビだったら。その部屋の空気を毎日吸っている。
怖いですね・・・。
実は、それぐらい気を付けないといけない作業なのですが職人でも気にしない人が確実にいらっしゃいます。私も職人なので沢山の方と一緒に仕事をしてきたので良くわかります。
確実にいらっしゃいます。貫通勾配(角度)など気にしない職人が。しかし、ちょっとかじった職人なら言うかもしれません。「防水コーキングをするから大丈夫だろう」と。そうです、確かに最初は防げます。しかし永久ではありません。コーキングが劣化したら、後はそこが突破口となり雨が侵入するのです。
雨水は角度さへキチンと付けてあれば自然と下の方に流れ出るもの。
安心感が全然違います。
それではいよいよ最後になりました。
∟❸-3.外壁面に固定する時の注意点は?
大型の電気設備工事をする際、必ず外壁に配管やブレーカボックスなど固定します。その時の注意点になります。これを出来ている職人はほぼ居ないと言っても過言ではないかも知れません。
文の表現に注意してもらいたいのですが「出来る職人」ではなく「出来ている職人」と書いています。つまりやろうと思ったらどんな職人でも、誰でも出来るポイントなのです。
それでは写真をご覧ください。
右の写真から。これは配管を固定する前にシリコーンコーキングを打って(塗布して)ある写真です。なぜこれをした方が良いのかと言いますと、「壁の貫通」と同じ考えでビスを外壁に固定した穴から、そのビスを伝って壁内に雨水が侵入するからです。
配管を固定する時にこの作業をする職人はほぼ居ません。残念ながら見たこともありません。「それは言い過ぎでしょう」と思われるかも知れません。しかし他社様施工の現場で今まで2社ぐらいしかありません。25年間電気工事に携わってきて2社です。
何故そんなに少ないかと言いますと、見えませんし、これをやったから表立った見た目が変わる訳でもありません。そもそも普通に工事するより2倍ぐらい時間と費用がかかります。
ここまで考え施工している職人は日本中にどれぐらい居るでしょうか。また考えてはいるけど実行できている職人はどれほど居るでしょうか。
同じ写真の中央付近、突き出た白い配管の周りにコーキングがたっぷり打ってあるのが分かります。
その上にボックスを固定します(左上写真)。するとボックスの裏側にコーキングがぶにゅ~っと広がることにより、防水性が一層高まるのです。左下の写真が少し分かり易いですがビスの穴からコーキングがはみ出してきているのが分かりますでしょうか。
これぐらいしっかりコーキングを打ってあると先ずビス穴や貫通穴から雨水が侵入することはないと思われます。もし万が一、ボックスの中に雨水が入ってきたとしても下の写真の様に、
ボックスの中の雨水が抜け出る様に小さな「水抜き穴」と言う処理をしていると安心です。これが無いと雨水が溜まり、行き場が無くなったあげく、壁の中に漏水してしまう羽目になります。
併せてこちらの写真。
これも水勾配を考えた配管方法になります。これがまた手間なんです(汗)
手間を惜しまないから本当の職人と言えると思います。早く終わらせることも大切なのですが職人としてのこだわりを曲げない施工。職人の腕前とかではなく誰でも簡単に出来る知識と、そこに掛ける時間さえあれば確実に防ぐことができる技です。
もう一度言います。腕前ではないのです。そこに掛ける時間と拘り。それが、
あなたのご自宅の寿命を左右する。
かも知れないという事実です。
長文最後までお付き合い頂きありがとうございました。何か工事に関してお困りごとがありましたらいつでもご連絡お待ちしております。
※弊社は無理な営業は一切いたしません。住所欄は簡単な住所でも構いません。お気軽にお問合せ下さい。
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