熊本市北区から
太陽光発電を普及させ
本気で再エネ100%を目指す男、
竹本雄一です!
遂に夢が一つ完成しました。今回、玉名市岱明町にあります介護施設「デイサービス福寿草」様へ施工させて頂きました。
夢とは、介護施設様に太陽光発電と蓄電池(今回はV2H)システムを導入することです。
目次
❶なぜ夢だったのか?
なぜ夢だったかと言いますと、太陽光発電まではよくある話しです。太陽光発電はどの建物にも設置してメリットはあります。しかし、併せて蓄電池となると話しが変わることが多いです。
蓄電池はご存知の通りまだまだ高額です。つまり余程の設置メリットがないとお勧めしていません。
この余程のメリットがあるのが介護施設様や保育園様です。
❷余程のメリットとは?
この「余程のメリット」とは何なのか?ですが、それは蓄電池としてのメリットの最大化です。
特に蓄電池を必要とする方は誰かと言いますと年配の方やお子様ではないでしょうか。
我慢ができる人は良いのですが寒かったり暑かったりした場合、温度調整が難しい方も多いと思います。その際に一番に体調を崩してしまう方はこの様な方に多いかと思っています。
その方々の助けになるのが蓄電池です。ですので私は蓄電池を設置するにあたり「余程のメリットがある施設である」と言えます。
それはお金に代え難い事ではないでしょうか。命に関わることにもなり兼ねません。
ただしお勧めするにあたりどうしても金額のことが前面に来ます。この費用対効果をどう見るかで施設様でお考えが変わると存じます。
私はどこでも何度でも言いますが「蓄電池では決して元は取れません」
もちろん多少は経済効果があるので電気代は下がります。しかしどう考えても、どう計算しても蓄電池単体で元を取ることは有りません。
しかし元は取れずとも手出しが多くとも万が一の保険と考えれば手出しする価値があるのです。
その価値が高くなるのがこれらの施設様ではないでしょうか。ですので私は自信をもって言います。
❸太陽光発電と蓄電池を組み合わせた設計とは?
しかし施設向け太陽光発電と蓄電池のセットとなると設計力のハードルが上がります。
金額的に上がるのは勿論ですが、設備の選定と容量計算に関してもなかなかのハードルです。
基本的に介護施設も保育園も昼間の活動が主かと思います。
これが先ず太陽光発電にベストマッチしております。昼間の活動の時間帯に太陽光発電が一番活動するからです。
これが上手く行った例をグラフで見ると以下の様なグラフになります。
※このグラフはお客様の実際のデータです。当社ではこの様に遠隔監視をさせて頂くことにより故障アラートなど迅速に対応できるように心掛けております。
発電前は消費も少なく発電(薄いグリーン部分)が開始した時刻辺りから消費(ピンク部分)が極端に増えているのが見て取れます。
この時間から施設へスタッフの方が来られ業務活動が始まったという事です。
業務が始まり直ぐに自家消費(薄いパープル部分)が始まっています。発電で殆どまかなっているのが見て取れると思います。
そして11:00ごろから発電した電気が余って売電(薄いグリーン部分)が始まっています。
この部分で蓄電池に充電をしていくのです。
では、なぜ今回は蓄電池ではなくV2Hになったのかと言いますと。。。
❹そもそもV2Hとは?
と、その前にV2Hに関してご存知ではない方の為に。
そもそも一体、V2Hとは何なのか?ですが、英語表記すると「Vehicle to Home(ビークル・トゥ・ホーム)」となります。
直訳の様に「ビークル(車両)・トゥ(と)・ホーム(住宅)」を繋ぐシステムとなります。
繋いで何をするかと言いますと電気自動車(EV)に充電はもちろん、放電もできる機器になります。
つまりEVを蓄電池代わりにできる機能が付いたシステムと言う話しです。
代表車種として日産リーフが挙げられます。
これから対応車種が増える事に期待大です。
さらにもっと詳しくお知りになりたい方はこちらです。私が書いた別のブログへジャンプします。
❺V2Hを選択してご提案した理由
ではなぜ蓄電池ではなくV2Hをご提案したのかと言いますと、
今一度確認しますが、蓄電池への考え方は「経済効果<万が一の備え」となります。
ですので単に蓄電池を入れても良いのですが、極力経済効果はあった方が良いに限ります。
そこでポイントが3つ+1御座います。
⒈介護施設様や保育園様などは昼間の活動が殆であること。
⒉昼間の電気は先ほどのグラフの様に殆ど太陽光発電により賄われること。(晴天時に限る)
⒊夕方以降、夜間遅くまで殆ど電気は使用しないこと。
以上を踏まえ、一般家庭の蓄電池で例えますと17時以降の電気を放電(蓄電池の電気を使用すること)により高い経済効果が生まれます。
しかし⒊の理由からここでの経済効果が殆ど見込めないのです。
それなら貯めて電気として使うより電気自動車に貯めて走る方に使った方がより経済効果は高いです。
ただし電気自動車を蓄電池代わりに使う時のデメリットはそこに駐車していないと電気が充電できません。
しかし介護施設様はスタッフの方が外に出られることはほぼありません。昼間は駐車したままという事です。
という事でデメリットの部分を解消できます。
そこで+1ですが、「送迎では近距離であるがガソリン代が嵩んでいたこと」になります。
送迎は近距離なのですが多くのご家庭を回るのでガソリン代がそれなりに掛かっていたようです。
これら総合的なことを踏まえ施設としての動き、発電システムとしての動き、万が一の備えとしての動き、これらが一番ベストマッチなのが介護施設様や保育園様なのです。
❻V2Hシステム構成
今回採用したのはDENSO(デンソー)製のV2H。
分電盤周りはこんな感じです。電気屋としての腕がうなる部分です。
❼長寿命の安心感ソーラーパネル:RECSolar
太陽光パネルは長期安心のRECSolarを採用しました。
長期安心なRECSolarに関しての記事はこちらです。
❽PCやスマホを用いて設定するパワーコンディショナーソーラーエッジ:Solaredge
当社一押しのパワーコンディショナーはSolarEdge社製のパワコンです。
今回はパネル容量が大きかったので2台設置しております。
このパワーコンディショナーは特殊なパワーコンディショナーなのでPCやスマホを用いて設定します。
設定と取付が少々難しいので普通の太陽光業者さんでは扱えないパワーコンディショナーになります。
こんなカッコいいパワーコンディショナーに関しての詳しいブログはこちらです。
❾まとめ
まとめますと、昔の様に「太陽光パネルは載せるだけ載せましょう」「蓄電池はこれが良いですよ」の様な通一辺倒な提案が通らない時代になりました。
これからはその施設が、
❶どれ程の電気をどの時間帯で使用し
❷経済効果重視なのか備え重視なのか
❸最大限の削減効果を出すためにどのシステムを組めばいいのか
❹国の動向(補助金など)はどうか
これらが大切になります。
これらにしっかり答えられる企業にお問合せされて下さい。
国も脱炭素を掲げ熊本県も2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロ宣言を全国でも先駆けて発表しました。
本格的にエネルギーマネジメントが必要な時代に突入です。
「エネルギーを制すもの経営を制す」
言い過ぎかもしれませんが企業としてCO2削減はこれから必ず問われます。
足りない電気は買うしかないのですが、それも地産地消の「再エネ電源100%」を持たれている電力事業者様をご紹介もできます。
これで再エネ電源100%使用達成です。相当なSDGs活動に繋がり企業としてアピールできます。
特に若者の採用をされる時に役立つようです。
これら情報をいち早くキャッチし行動に移される企業が今後は間違いなく生き残っていくのではないでしょうか。
これを読まれている会社役員様も時代の波に乗り遅れることなく、しっかりとした企業活動を決断されて下さい。
「みらいのこども達の笑顔の溢れる世界の為に・・・」
タケモトデンキ㈱ 代表取締役 竹本雄一
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