熊本市北区から
太陽光発電を普及させ
本気で再エネ100%を目指す男、
竹本雄一です!
いきなりですが、一つご質問です。
Q.「施工はどこ(誰)が工事しても同じと思いますか?」
はじめまして。熊本で太陽光発電販売設置を主な事業として熊本市北区に会社を創り10年目になるタケモトデンキ株式会社、代表の竹本雄一と申します。
このブログタイトルが気になりクリックされたという事は「太陽光発電で失敗したくない!」と気にされていらっしゃる方だと存じます。
先程の答えはこうです。
A.「いいえ、残念ですが職人で全然違います。」
そう、例えると「量販店でエアコンを安く買ったのは良かったけど工事がずさんだった・・・」と経験される、それと同じです!
目次
序章
このブログをしっかり読んで頂くことにより、もし既に工事を頼まれてる方なら「そうか!そこを注意してもらえば良いのか!」と工事業者様にお伝えすることが出来る質問が分かります。
もしこれから依頼しようと思ってた方も「そうか!そこに気をつけて業者選びしたら良いのか!」と業者選びの基準の一つにして頂くことが可能です。それでは以下の目次の順序でご説明させて頂きます。
大切なお家の寿命に関わる話しです。長文ですのでじっくり時間を取って読み進めて下さい。
建物の寿命に直接関係する重大な欠陥になり兼ねない「確実に聞いておきたい3つの質問」
1.質問① 工事でミスはつきもの?万が一のミスの場合は?
完璧な職人さんは居るはずがありません。誰だってミスはあります。その際、正直か、そうでないか。これは会社の教育と社風が大切になってきます。
誰だってミスは隠したいと思います。職人だってそうです。私も職人ですから良く分かります。
その時に職人が「お客に見られなければバレやしない」、会社の社風が「バレたら社長からとんでもなく叱られる」そんな風だったらミスした職人は確実に隠します。
では、下の写真をご覧ください。
これは太陽光パネル設置工事をした時に弊社職人が屋根瓦を割ってしまった写真です。
この写真で見たら確実に割れたのが分かります。しかしもし「職人が何も言わず隠して、このまま太陽光パネルを設置してしまったら・・・?」
確実に下からは見えません。
と言うことは「パネルを外さない限りバレない」と言うことです。
太陽光パネルは外す可能性がとても低いです。一生外さないお家が殆どです。この時に何が起こるかお分かりですか?そうです。「雨漏り」です。
しかし屋根の構造もうまく出来ており、ほとんどの場合、瓦の下に「ルーフィング」と言う防水シートが張られています。
これが張ってあるお陰でしばらくは雨漏りがしないのです。数年かけて気付かない間に瓦裏の防水シートを侵食してその部分から湿気が広がっていきます。その湿気は陽が当たらないのでなかなか乾きません。
最悪の場合、屋根瓦の下地(野地板)が腐ってしまいます。
弊社が設置する際、実際にあった話ですが太陽光パネルの設置前に屋根に上がった時、既に数枚の瓦(この時はスレート瓦、一般的にコロニアルと言う屋根材)が割れておりました。もちろん直ぐに写真を撮りましてお客様にご報告いたしました。
驚きなのがコチラの建物は新築だったのです。引渡し直前でした。
新築工事の時に屋根に上がるのは恐らく屋根屋さん以外いません。大工さんでも屋根下地を貼った後は余程でない限り登りません。
と言うことは、ほぼ間違いなく屋根屋さん自らが施工して割ったのではないでしょうか?
教育・社風がしっかりしてない会社はこの様な事態が起きます。その様な会社が長年、続いているでしょうか?気付いた時に問合わせても既になくなっている会社かも知れません。
これは自社施工の会社でないとかなり難しいです。工事の知識はあっても責任が全くない下請け業者さんに任せきってしまってる営業専門の体制の会社だと、下請けの職人を教育するのはとても困難です。
しっかり吟味して決めたいものです。
吟味する質問の際、「ミスをしたら報告してくれますか?」と聞いても「もちろんです」と答えられるのが関の山なので判断する質問にはなりません。
少しハードルは高いですが、こう聞いてみて下さい。
Q、「御社の工事は全て自社施工ですか?」
これに対し、
A、「はい、そうです。」
と答えてくれたら安心です。しかし気をつけて下さい。下請業者に丸投げする会社でもその様な答え方をしますので。中には実際は丸投げなのに「地元に協力会社さんを何社も持ってるので何かあったら近くから来ますので安心して下さい」と言われることもあります。
しかし実際、工事に来た人に聞くと「佐賀県から来ました」などと言われることも多々あるようです。
太陽光発電は高い買い物です。この会社に決めようかな?と思われたタイミングで良いので勇気を持って聞きましょう。
Q、「では職人さんを今度、紹介して下さる事は可能でしょうか?」
これに対し、
A、「もちろんです!」
と答えてくれたらほぼ決定で良いのではないでしょうか。後は連れてこられた時に、
❶職人さんに名刺をもらうこと。
❷職人さんの作業着に会社名が入っているか?
❸その二人の関係(会話のやり取り)はうまく行っているか?
をしっかりチェックされて下さい。
❶は無かったら論外です。
❷は見た目なので分かり易いですね。作業着に会社名が入っていなかったら、ほぼ下請業者です。ただし上下チグハグの作業着だと上着だけ着せれられてる可能性はあります。
❸は観察力が必要になりますが営業の方と職人との意思の疎通がぎくしゃくしていたら、お互い初対面の可能性があります。
ここで違和感があったり、嫌な感じがあったら当日の契約は避けて下さい。
「今日はこれから忙しいので後日、ご連絡いたします。」と言えば帰ってくれるはずです。そして電話で断ってください。
断るのも勇気がいりますが「親の反対が・・・」とか「息子が反対して・・・」などと言ってもらえると業者として「断り文句だな」と思いながらもすんなり引き下がってくれます(笑)
大切な質問になるとハードルが上がりますが是非、聞いて実行されて下さい。大切なお家を守る為です。
この流れで次に行きます。工事自体は素人でも気を付ければ失敗しにくい話しですが、ここからは玄人職人でも腕前と知識次第で大きな差が出る項目になります。しかも、お家に与えるダメージは大きくなってきますので長文は続きますがしっかりとお読みください。
2.質問② 壁を貫通する時の注意点は?
お家の太陽光発電工事など大掛かりな電気工事をする上で電線を通したりする際に必ずと言って良いほど外壁(外の壁)の貫通をします。貫通とは電線などを通すために壁に穴を空けることを言います。
先ず、写真をご覧ください。
この写真では分かり難いですが、左の写真は外壁側から室内に向かって、電線を通す穴を掘っています。
右の写真はエアコン工事ですが室内側から外壁側に向かって配管を通す穴を掘っています。
若干、角度が傾いているのがお分かり頂けますでしょうか。
左の写真は掘っている職人の方(つまり屋外側)が「下がって」いて、右の写真は逆に掘っている職人の方(つまり室内側)が「上がっている」様に見えませんか?※もう一度、同じ写真です。
これは実際にワザとその様に掘っています。
何故かと言いますと「雨水の侵入を考え勾配(角度)を微妙に付けている」からです。
どういうことかと言いますとこの角度を微妙に屋外側に付けていないと、室内側に雨水が侵入する恐れがあるからです。
水は高い方から低い方へ流れます。つまり勾配が室内側に向いていると屋外に出ている配管や配線を雨水が伝い室内側に少しずつ浸み込んでくるのです。
真っすぐ水平でもダメなのです。水平でも室内側に雨水が侵入する恐れがあります。
しかも質(たち)が悪いことに室内にシミが現れたら直ぐに分かるのですが、その殆どは壁の中に漏れます。そして大切な断熱材をビショビショにするのです。
ビショビショになった断熱材は断熱材にあらず。しかも木材まで濡れることになるので腐ったりシロアリ被害の原因にもなり兼ねません。
これは壁の中での出来事なので一生見ることできない可能性が高いです。
壁を剥ぐってビが生えた壁の中は何度か見たことあります。一面、カビでした。さすがにそこまでなれば室内側にもカビの症状が現れておりました。
想像して下さい。
もし、住まわれている壁の中一面がカビだったら。その部屋の空気を毎日吸っている。
怖いですね・・・。それぐらい実は気を付けないといけない作業なのですが職人でも無知な人が結構います。
私も職人なので沢山の方と一緒に仕事をしてきたので良くわかります。
確実にいらっしゃいます。貫通勾配(角度)など気にしない職人が。
ですので、こう聞いてみて下さい。
Q、「外壁に穴を空けますか?」
これに対し、
A、「はい、何カ所か空けることになります。」
と答えるので、更にこう聞いてみて下さい。
Q、「その穴から雨水が入ってきたりしませんか?」
これに対し、
A、「弊社の職人は、雨水勾配を考えた貫通をし、防水処理を確実にしますので大丈夫です。」
と、答えてくれたら安心ですね。
注意点として「穴を掘った所は防水するので大丈夫です」と言う答えがあります。
これでも浸水はある程度防ぐことが出来ますが、水はどんな小さな隙間でも、そこを潜り抜けて侵入する特性があるので、その防水が切れてしまっては隙間から徐々に侵入してくる恐れがあります。
ですのでポイントはあくまでもここ。
↓
角度さへ、キチンと付けてあれば雨水は自然と勾配の下の方に流れ出る。
安心感が全然違います。
それではいよいよ最後になりました。
3.質問③ 外壁面に固定する時の注意点は?
太陽光発電の工事をする際、必ず外壁に配管やブレーカボックス、パワーコンディショナーなど固定します。
その時の注意点になります。これを出来ている職人はほぼ居ないと言っても過言ではないかも知れません。
言葉に注意してもらいたいのですが「出来る職人」ではなく「出来ている職人」と言っています。
つまりやろうと思ったらどんな職人でも出来るポイントなのです。
それでは写真をご覧ください。
写真赤丸部分から。これは配管を固定する前(外壁面)にシリコーンコーキングを打って(塗布して)ある写真です。
一般的に配管を固定する時にこの作業をする職人は先ず居ません。残念ながらほぼ見たことありません。
正確には1名だけいらっしゃいました。その方は弊社の協力会社としてエアコン工事など手伝って頂いております。
何故「ほぼ見ない」かと言いますと、見えないし、これをやったからと言って実際の壁裏は見た事ない。そもそも普通に配管を固定するより3倍ぐらいの手間と費用がかかります。
では、なぜこれをした方が良いのかと言いますと、先ほどの「質問2」と同じ考えで、ビスを外壁に固定した穴から、そのビスを伝って壁内中間層に雨水が侵入する恐れがあるからです。
さすがにビスを固定する際に角度を気を付けても、そう簡単に勾配は付けれません。
考えすぎかもしれません。しかし、ここまで考えている職人は日本中にどれぐらい居るでしょうか。
また考えてはいるけど出来ている職人はどれほど居るでしょうか。
次に同じ写真の中央赤丸部分、壁から突き出た白い配管の周りにコーキングがたっぷり打ってあるのが分かります。
その上にボックスを固定します(左上の写真)。するとボックスの裏側にコーキングが広がることにより、防水性が一層高まるのです。
左下の写真赤丸部分が少し見難いですがボックスと配管の隙間やビスの穴からコーキングがはみ出してきているのが分かりますでしょうか。
※拡大して見て下さい。
これぐらいしっかりコーキングを打ってあると先ずビス穴や貫通穴から雨水が侵入することはないと思われます。
他にも、もし万が一、ボックスの中に雨水が入ってきたとしても下の写真の様に、
ボックスの中の雨水が抜け出る様に小さな「水抜き穴」と言う処理をしていると安心です。
これが無いとボックスの中に雨水が溜まり、行き場が無くなったあげく、壁の中に漏水してしまう羽目になります。
この様に職人の腕前とかではなく誰でも出来る知識と、そこに掛ける時間さえあれば確実に防ぐことができる処理です。
もう一度言います。腕前ではないのです。そこに掛ける時間とこだわり。それが、
あなたのお家の寿命を左右する。
かも知れないという事実です。
ですので、こう聞いてみて下さい。
Q、「外壁に何かビスで固定したりしますか?」
これに対し、
A、「はい、しっかりとしたビスで固定し、且つ裏面は全てコーキングで防水処理しております。」
が最高な答えです。
もう一度言いますが「裏面は全てコーキング」これがキーワードです。
表面にコーキングする職人は多々いますが今回の話しとは全く別物で表面からだけだと意味がない場合があります。
以上になります。如何でしたでしょうか。かなりの長文でした。
今回ご紹介した施工事例はとても小さな事です。
屋根に関しては各メーカーの施工研修があるので余程ひどい職人でない限り不良施工は無いと言えます。
しかし壁の工事は別です。メーカーの研修も絶対にそこまでは教えてくれません。教えてくれませんし、恐らくメーカー自身もこの知識は無いと思います。
これほど施工に関して大切な事なのですが殆どの職人が意識していない事が多いのです。
その被害から一件でも多くのお客様を守れたらと思い書きました。
長文最後までお付き合い頂きありがとうございました。もし施工に関してご不安や疑問点が御座いましたら以下からどうぞ。
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5.当社のメディアなど出演状況
代表の私の活動を熊本県民テレビ(KKTてれビタ)様に取り上げて頂いた時の一幕です。(2021/9/23)
私どもの活動を熊日日新聞様に取り上げて頂いた時の資料です。(2021/8/13)
6.ブログ作成者紹介
文章作成:タケモトデンキ㈱ 代表取締役 竹本雄一(出身:上天草市大矢野町、工大高卒(現文徳高校)、熊本市北区龍田陳内在住、3人の子どもに恵まれ言う事を聞かない長男子育てに苦戦中、、、)
会社住所:熊本市北区楡木2-11-95
電話:096-327-9988
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